2018/09/25
浅山町自治会の防災訓練に参加しました!
こんにちは、総合福祉センターです。
このところ、朝晩は涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。
突然ですが皆さん、9月1日は何の日かご存知でしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが、答えはズバリ「防災の日」です。
内閣府では9月1日を「防災の日」と定めており、9月1日からの1週間を「防災週間」としています。これは、災害についての認識を深め、防災意識を高めることを目的としているものです。そのため、9月に防災訓練などの取り組みを行う地域・学校は多いのではないかと思います。
浅山町自治会では、「災害に強い・安全・安心のまちづくり」をテーマに掲げ、9月16日(日)に総合福祉センター駐車場で防災訓練が行われました。総合福祉センターでもこの防災訓練に合わせて、利用者とともに避難訓練を実施しましたので、その様子をお伝えしたいと思います。
訓練の内容は6種類、①「地震体験訓練」、②「救命訓練」、③「防災用品作成訓練」、④「救出・救護訓練」、⑤「炊き出し訓練」、⑥「消火訓練」です。
①「地震体験訓練」では、地震体験車「グラッキー」を使用した訓練を行いました。
震度5弱、震度6弱・・・とニュースでもよく耳にしますが、実際に体験してみることで、その地震の大きさが実感できました。
「グラッキー」を実際に体験した職員は、「震度6弱は思った以上の揺れだった。机が固定されていなければ、とても座っていられない。家の備えを見直そうと改めて思った。」と話してくれました。
②「救命訓練」では、自動体外式除細動器(一般的にAEDと呼ばれています)を使用した訓練を行いました。
心肺蘇生法の訓練、AEDの使用方法などを学び、とても充実した訓練になりました。
③「防災用品作成訓練」では、ごみ袋を利用した簡易カッパを作成する訓練を行いました。
大地震の後は、たくさんの塵やほこりが舞っていることや、雨で体がぬれると体温が奪われ、体力を消耗することから、体を守るためにカッパが役に立つそうです。
この訓練を体験した職員は、「カッパが手元になくても、身近にあるごみ袋を利用してカッパが作れるなんてびっくりした。簡単に入手できる物から災害時に役に立つものが作れて、いい体験になりました。」と話してくれました。
④「救出・救護訓練」では、倒壊した建物から人を救出することを想定した訓練を行いました。
大地震が発生すると、家屋が倒壊することが考えられます。このような事態に直面した時のことを考えて、一人でも多くの方を助けるために自分に何ができるのかを考えさせられました。
⑤「炊き出し訓練」では、非常食の代表格「α米(アルファ―マイ)」を使用した訓練を行いました。
「α米」とは、お湯か水を注ぐだけでご飯が食べられるという代物です。お湯か水を注ぐだけでご飯が食べられるなんて、非常食の進歩を感じます
災害が発生すると、食料や飲料の入手が困難になることがあります。実際に、9月6日に発生した「北海道胆振東部地震」では、スーパーやコンビニエンスストアの食料品が軒並み売り切れたというのは記憶に新しいと思います。
ニュースなどでも、食料品などを求める人々が、スーパーやホームセンターに押し寄せる様子が報じられていましたね。
そういった事態に備えて、各家庭でも「α米」をはじめとする非常食や、飲料水を備蓄しておくことが大切だと改めて実感しました。
⑥「消火訓練」では、水バケツや消火器を使用した初期消火訓練と、小型動力ポンプを使用した本格的な消火訓練を行いました。
突然ですが皆さん、消火器の使い方を知っていますか。「もちろん知っている」と言われる方もいらっしゃると思いますが、突然の火災、慌てふためく私たち…さて、そんな状況で消火器を正しく使うことができるでしょうか。
消火器の使い方を頭では理解していても、実際に使ってみるとうまく使えないということもあるかもしれないので、そういった意味でも、消火器を使った消火訓練はいい機会だったと思います。
初期消火が適切に行われることで、火災による被害を最小限にできます。そのためにも、私たちも初期消火について知っておくことが必要だと思いました。
以上が、浅山町防災訓練の様子でした。
訓練全体を振り返り、浅山町第二防災会会長の和田良雄氏は
「平成30年9月16日(日)梅ヶ坪自治会と合同で防災訓練を実施いたしました。参加者300人 それぞれの訓練種目を一斉に同時に行い、参加者が見ているだけでなく実際に参加することを目的に一斉に行い、おかげで皆さんが体験することができました。
今、騒がれております南海トラフ大地震ですが、とめることはできません。したがって、いつ地震が来ても良いように備えだけは万全にしておきたいものです。
各家庭でできること、それは
1 家具の転倒防止(タンス・茶タンスなど)
2 避難所の確認(家庭内と公共の場所)
3 食料の備蓄(最低3日間)
4 ブレーカーの位置確認
5 消火器の設置
などについて話し合うことです。
地震はいつ来るかわかりませんが、常に心に留めて生活していただきたいと思います。」
と、このように述べられました。
私たちも、実際に訓練に参加したことで、防災に対する考えが深まったと思います。
皆さんも、この機会に防災について考えてみてはいかがでしょうか。
【春日井市総合福祉センター】
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