2022/07/06
あったらいいな!と思うこと、話してみませんか!(地域ケア会議)
はじまりは・・・・ !!!
地域包括支援センター東部のエリアにお住いのご夫婦。
歩くこともだんだんつらくなっていましたが、ご主人は何とか近くの喫茶店まで通っていました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、その喫茶店も休みがちになり、とうとう閉店になるとのうわさを聞きました。
「~みなさんの思うことを話しましょう~ 地域ケア(個別会議)」
そんな相談を受けて、3月末に「地域ケア(個別会議)」を開催しました。
「自分の歩ける範囲には、喫茶店はないので困ってしまう。」
「今まで喫茶店で定期的に会っていた友人に会えなくなってしまう・・・。」
「外出する先がなくなってしまうので、新しい場所は見つかるかな?」
「遠いと歩くことが大変。」「新しい仲間と果たしてやっていけるかな?」
「集まる場所にいけなくなることで、楽しみもなくなってしまう。」
「自分の歩ける範囲内で、仲間が今まで通り集まれる場所が存続してほしい。」
➡ そして、その想いは今まで喫茶店に集っていた仲間も同様に感じてい
たことに気づきました。
この想いを喫茶店「凛」さんのオーナーに伝えると・・・
オーナーもその想いに快く応えていただき、集える場所としてお店を提供していただけることになりました。
「和みカフェ凛」さんでの「サロンづくり」はじまりました !「地域ケア会議」
4月中旬、「地域ケア会議」を開催し、地域住民の思いを出し合うこととなりました。
包括職員、地域住民、喫茶店オーナーさん、社会福祉協議会の地域福祉コーディネーターが集まり話し合いをしました。
「喫茶店は近くにあるから歩いて行けた。」
「場所を変えて集まることはできても、来られなくなる人がいる。」
「みんなが集まる場所があるといいよね!」などの意見が集まり
具体策として
①閉店後の喫茶店を地域住民が集まるサロン活動の場として開放すること。
②趣味の活動を通した新たな交流の場を作ること。
の意見が共有されました。
カフェの場所を使って。みなさんがやりたいこと、学んだりしたいことなど意見を出し合いました。また、サロンを立ち上げるための補助制度などの活用についても確認をしました。
大切なことは「高齢者らが住み慣れた場所でその人らしく生活できる地域にするためには何ができるか」ということを考えていくことです。
6月7日(火)午後
みなさんの想いが結集した喫茶サロン「凛」さんで、サロンがオープンしました。
参加されたみなさん、緊張感と期待感で生き生きとされています。
参加者の自己紹介から始まり、介護保険の勉強会、簡単な健康体操、そして、参加者の特技を生かした日本舞踊を披露しました。地域住民が主体となって活動中です!!
みなさんの特技や仲間と集える居場所として、今後、定期的にサロンが開催される予定です。近隣のサロンの役員さんも参加していただき、地域間での横のつながりも期待できると思います。
地域の課題を話し合う地域ケア会議
地域包括支援センター東部では、地域の課題を共有し、解決策を検討するため、地域ケア会議を開催しています。会議には、区・町内会長、老人クラブ会長、民生委員などの地域で活躍する人や医療、介護などの関係者が集まります。
みなさんの意見が良い活動につながります!
地域ケア会議はみなさんからの地域の情報や活動を担ってくれる人の情報を教えていただく場になります。決して難しい会議ではありません。
たくさんの声を聞かせてください。
地域包括支援センター東部
春日井市浅山町1-2-61 総合福祉センター内 0568-87-5377
営業日 月曜日から金曜日 8:30~17:00(土日祝 12/29~1/3は休み)