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社協ブログ

認知症VR体験会を開催しました!

地域支援課

9月は国で制定された『認知症月間』です。
春日井市内のみなさんに認知症についてより理解を深めていただきたいという想いから、
9月17日(火)に認知症VR体験会を開催しました!

VR体験専門のゴーグルを装着し、認知症の方が日頃見ている仮想世界を体験しました。
事前申し込み制でお知らせしたところ…定員である30名の方にお申し込みいただきました。
たくさんのご応募ありがとうございました😊

当日の様子を簡単にご紹介します!
講師は株式会社シルバーウッドの黒田様に努めていただき、オンライン形式で進めました。
グループワークを交えながら、参加者のみなさんにも対応方法について、意見を出し合ってもらいました。
今回の認知症VR体験会で体験した3つの場面を紹介します。

 

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①    私をどうするのですか?
認知症の症状の一つに『視空間失認』という、物は見えるけれどモノ・人などを認識できなくなるという症状があります。

本来は職員のサポートを受けながら、デイサービスの車から降りる場面ですが、認知症の方にとってはビルの上にいて、周りの人から下に落ちるように誘導されているという状況を体験しました。

講師の方からは、周りが認知症の方の状況に気づかずに、「大丈夫」とせかしてしまうことで、より混乱する可能性もあるというお話がありました。
『聞く(説明する、相手の気持ちが想像出来ていない)』ことと、『聴く(本人が言っていることを受け止める)』ことの違いや、

周囲の声掛けの大切さを学ぶことができました。

 

②    幻視の体験
レビー小体型認知症の特徴の一つである『幻視』を体験しました。

招待されたお宅のリビングの中に、知らない男性が何人か見えたり、犬やハエ、蛇が見えたり途中でいなくなったりという場面を体験しました。

幻視の症状がある方によると、本当は見えないものが本物に見えて、刺激で消えることもあるようです。

周りから怒られたり、否定されることは辛いものです。幻視についても正しく理解する必要があります。

周囲が優しく接することが、認知症の予防にも繋がります。

気持ちも共感することで、認知症の方に安心感を与えて、共存できる努力をしてほしいという講師の方からのお話が印象的でした。

 

③    ここはどこですか?
電車内で自分がどの駅で降りるのか分からくなってしまったという場面を体験しました。

誰にも話せないことへの不安な気持ちを持ちながら、勇気を出して駅員さんに声を掛けましたが、

心ない対応をされたことでより不安が募ってしまったり、声を掛けてくれた女性の優しい対応を比較することができました。「認知症の方への敬意を持った対応」を心がけることももちろん大切ですが、一緒に課題を乗り越えることをサポートする役割でもあることを学ぶことができました。

 

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今回の体験で得たことや、講師の方からの学んだことを参考に、

ご家族やご近所・地域の中でも認知症への理解が進み、『認知症の方やそのご家族が安心して暮らせる街づくり』を進めていきたいと思います。

ご参加いただきありがとうございました。


カテゴリー:イベント・講座
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